[2012/03/05] 第44回 習慣化を考える
生活の中で継続して行動したいことは、習慣化すれば良い。
言うのは簡単だが、それを行動に移すのは容易なことではない。
海外旅行を計画した時、英会話を継続して勉強しようと考えた。始めに通勤時間に英会話の本を読むことを目標にした。健康維持を考えたとき、毎日有酸素運動をすることが良いと人から聞いた。そこで、自転車で行けば5分の買い物先には、歩いて行くことを目標にした。習慣になってしまえば、上達や健康維持につながるだろうと考えて起こした行動だ。数日は続くが、長続きせず、いつの間にか止めてしまった。
苦手なことを克服しようとして行動に移すと、行動しないことに言い訳をつけ始める。
以前、旅行から帰った時に、体力があればもう少し足を伸ばせたのにと思うことがあった。
これを機会に、毎日帰宅後歩くことを目標にした。
始めてみると、「雨が降っているから歩くのを止めよう」「帰宅時間が遅くなったから歩くのを止めよう」と思い歩くことを止める。
言い訳を繰り返していると、自己否定が始まり、気落ちしてしまう。言い訳を反省するだけで、結局何も続かないことが多いのではないか。
言い訳をしないために、当初の目標や目的を見直し、行動を止める理由を考える。
他人から勧められた行動を単純に取り入れても、自分に合わない行動は身に付かない。
他人の行動を参考にし、自分なりの行動を考え出す努力が大切なのではないか。
振り返ってみると、目標を見直すことで、継続している行動がある。
周囲でウォーキングを始めたという話を聞き、「毎日30分歩く」を目標に行動し始めた。毎日続けるとなると難しく、一週間と続かなかった。
そこで、日常生活に無理のない範囲「週末30分歩く」に見直した。
時々言い訳はあるが、今のところ何とか数年間続いている。
これは習慣化に近付いているようだ。少し歩く時間を延ばしてみようと考えている。
ここまで考えて、自分はまずは言い訳をしないという考え方を、身につける必要があると改めて感じる。
日常生活に無理のない範囲の目標から行動し、時々目標の再確認をする。確認をしたうえで、少しずつ目標を上げていくことが大切なのだろう。
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